[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
[orca-users:09699] ORCAと他の日医ツールとの連携可能性
- To: orca-users@xxxxxxxxxxxxxx
- Subject: [orca-users:09699] ORCAと他の日医ツールとの連携可能性
- From: Takaaki Abe <open365@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Mon, 19 Feb 2007 17:56:22 +0900
皆様、こんにちは。
安陪隆明@鳥取県鳥取市、安陪内科医院と申します。
このMLには、昨日、一昨日の日本医師会医療情報システム協議会に
参加された方も少なくないと思います。お疲れ様でした。
(ちなみに、前日になって親戚に不幸があり、私は一日目を参加
できませんでした。お会いしてお話したかった方が少なくなかった
のに申し訳ありませんでした)
さて、昨日ご質問させていただいたことと関連してくるのですが…
思い起こせば、もう6年も前。
ORCAプロジェクトを最初に聞いたときは大変な衝撃を受けました。
そして
「このプロジェクトを俺は勝手にでも応援するぞ!」
と意気込み、賛否両論の騒動の渦中に自ら飛び込んで、
がんがんORCAの応援演説をやっていた気がします。
http://www.abe.or.jp/orca.htm
しかし1年ほど前からそういう応援演説を私はしなくなって
しまいました。
何故しなくなったか。
ORCAに幻滅したからでありません。
もう応援しなくてもどんどん自分で成長できるほど、
ORCAは十分に軌道に乗り、飛翔し始めたからです。
(私はただ単に横で「ああいうことをしないといけないぞ!」と
叫んでいただけのことでしたから) 自分がこのプロジェクトに
わずかでも貢献できたのかどうかは極めて疑問ですが、
何にしてももう現時点では自分のする仕事はなくなってしまった、
ということを、1年前から感じるようになったのでした。
それは例えるならば、自分は主治医ではなくて通りすがりの
やじ馬でしかなかったけれど、それでも重症の患者さんを目の前
にして、この患者さんを助けるために何とかしなければ…と
バタバタ自分も混ざっていろいろと横で声を出していたりするうちに、
(自分がそれにどれだけ貢献できたのか極めて疑問だけれど)
いまやその患者さんがすっかり元気になって、もう自分が
やるべきことは何もなくなってしまった…という満足感と
一種の寂しさにも似た感じでしょうか。
そしていまや当院にとっては、ORCAは単に便利なレセコン、
道具でしかなくなってしまいました。
ORCAはよく動いていくれる頼もしいシステムではあるけれども、
それを格段「やりがいがある」「面白い」とは感じなくなって
しまったのです。
今、目の前にある舌圧子や血圧計を「面白い」とは思わないのと
同様に、あまりにありふれたいつも使う身近な存在になってしまっ
たがゆえに、面白くもおかしくもありません。
さて、今後自分が「やりがいがある」「面白い」と感じるものが
あるとするならば、それはORCA自身ではなく、ORCAのその周辺で
しかないでしょう。
例えば現在の日医の医見書のORCAとの連携機能は、
最初は実用にならなかったものが、それからしばらくして
要望をかなえていただき、ある程度実用的になりました。
しかし、もっと使いやすくするための、IDや名前での検索
機能はありませんし、投薬情報のコピーもできません。
そういう機能が欲しいと思っていたら、昨日、熊本の
宮本先生が「PowerUP医見書」について触れられていたので、
「私が欲しかったのはまさにこれだよ」
とつぶやいてしまいました。
また昨日は岐阜の川出先生より
「日レセ(いわゆるORCA)から岐阜県医師会病診連携用ソフト
(診療情報管理ソフト)へのデーター取得の実現報告」
というご発表があり、
「まさにこういうことができる紹介状記載用ソフトや
サマリー記載用ソフトこそ、日医が標準化して広めなければ…」
と感じてご質問させていただいのですが、
その後で同じく岐阜の越野先生のご発表の中で
「日医情報提供書作成サーバ」というものが出てきて、
「これにORCAと連携させる機能をつけて広めればいいのに…」
と思ってしまったのでした。
ORCA自身は軌道に乗り、現在どんどん飛翔して行っています。
私自身は、今度はそれを起点として応用をしていき、
ORCAの持っている情報を利用できるツールが広まって行くことを
期待しています。
以上、昨日の日本医師会医療情報システム協議会に参加しての
ORCAに関しての感想でした。
〒680-0841
鳥取県鳥取市吉方温泉3丁目811-2
安陪内科医院
Tel.0857-26-6675
Fax.0857-21-3131
安陪隆明
open365@xxxxxxxxxxxxxxxxx
「とっとり喫煙問題研究会」
http://www.yuragi.jp/ttpa/
「XMLスキーマ書法」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839911029/qid=1109752758/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/249-2614221-5353154