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[orca-users:01857] Re: OSについて
- To: orca-users@xxxxxxxxxxxxxx
- Subject: [orca-users:01857] Re: OSについて
- From: Hiro Sato <sato-med@xxxxxxxxxxxx>
- Date: Wed, 9 Oct 2002 18:54:12 +0900
今、バリウムを飲んで来た所で、まだ胃が重い
佐藤@名古屋です。あー、患者さんはよくぞ
あんなものを飲んでくれていました。感謝、感謝。
さて。八木さん、こんばんは。
> 特に、現在、それなりに稼動しているレセコンから、移行するのは、
> リスクが大きく、当面は、ORCAは、やはり、これから開業していく方が
> 中心になると思います。
そう上手く行くでしょうか? 私が聞く話では、「〜〜先生が
東芝のを使ってたから、うちも東芝のにした」ですけど。
それよりも、既存のレセコンに不満を持っている所(があれば)
切り込みポイントと思います。そこで動作実績を積んで、
ようやく次に、クチコミで拡がる・・・と。
クチコミは何よりも強力ですからね。
そうやって動作実績を積み重ねないと、そもそも信頼は生まれません。
> ORCA構想が出て、このプロジェクトが始まるにあたり、新しく
> ORCA費用の徴収があったでしょうか?
もしも費用の徴収があったら、orca始動前に反対の声が挙がったかも
しれませんよ。「うちは今まで通りサンヨーのでやるから、
そんなものにお金は払わない」とかね。
囲碁に興味無い医師にとって、医師会の囲碁大会がいつ行われるか
なんて知らないように。ゴルフしない医者にとって、医師会のゴルフ
コンペがどこで行われるかなんて知らないように。
パソコンにも新規のレセコンにも興味の無い開業医にとって、
orca構想はいつの間にか始まっていたのではないでしょうか。
意地悪な言い方をすれば、こっそり始められたから、
(大金を使っていても)反対が無かった。・・・いやいや、
これは意地悪すぎますね。実際には、「高く掲げられた
理想があったからこそ」反対されなかった、なんでしょう。
たとえ知らない人がいても、囲碁大会やゴルフコンペの景品に、
医師会のお金が使われています。orcaにもお金が使われています。
父は囲碁もゴルフも強かった(らしい)ので、だいぶ取り戻した(笑)
ようですが。私はさっぱりです。(^^;
でも、orcaなら取り戻せそうです。
いや、私のみならず、全ての医師会員にとって利益になる
「可能性」があるだけに、期待をしている訳です。
現時点で、医師賠償責任保険の次くらいに期待してます。(逆に言うと、
これら以外には、期待できるものが見付かりません(^^; 何かあります?)
期待をしているからこそ、時間をかけて苦労しつつも自分で組み上げて、
試用しています。そして、できる範囲でフィードバックして行きたいと
思っています。フィードバックがソフト開発にとって大切だと
知っているからです。
そして、納得いく価格なら払っても良いと言うのは、前回書いた通り。
(私の場合、初期導入は自分でできますので、サポートのみが良いんだけど、
そんな都合の良いプランがあるかなー?)
かと言って、ポルシェをあきらめる程ではありません。
ポルシェはいつかは欲しいです。(^^)
というより、ポルシェを買うのに役立つような、orcaになって頂きたい。
(現実には、ポルシェは家族の反対をくらいそうですけど・・・(T^T) )
もしもorcaが、どこかの誰かが慈善で無料でつくり出したものなら、
ここまでお金がどうとか、言いますまい。でも実際に、(いくらかは
知りませんが)医師会のお金が使われている訳ですよね。そのお金は、
無から出たものではありません。医師会全体の予算の中の、何かを削って
生み出されたと考えるべきでしょう。
そして今度は、「電話によるサポートセンター」の設置の案も
挙げられていましたが、もし実現するとしたら、さらに予算が
必要なわけです。その財源の確保は? 考えどころですね。
サポートセンター養成講座とかでも、同様でしょう。
繰り返し引用しますが、
> しかし、そもそもORCAには「臨床医が自分でインストールし
> メンテナンスしてもらうことによって普及を図る」というような
> 考え方自体が最初から存在しないのです。
という前提ならば、それはそれで結構ですので、そうすると次には
サポート業者の育成が不可欠なのは至極当然です。
ソフト作って「はい終り」、で満足していたら、
美術館作って「はい終り」、コンサートホール作って「はい終り」という
ハコモノ公共事業と同じになってしまいます。
そうなりませんように、がんばってください>日医&日医総研さん
ただし、
(ここで大きく話の前提を変えますので、読み違えないで欲しいのですが)
もしもサポート業者の育成に失敗したら。
(いいですか、もしも、ですよ。もしも!)
「業者育成失敗しました」→「orca終了」
にしないでください。その時には、
「医療機関自身(つまり医者と事務員)で運用できるorca」つまり
「業者のいらないレセコン」として生まれ変わらせるのを
躊躇しないで頂きたいと思います。その時には、利用者の
前提が変わる訳ですから、柔軟に(例えばOSを選べるとか)
対応できるようにしておいて欲しい。柔軟に、と言うのは
orcaだけの話でなく、開発者自身の姿勢も柔軟に変化して
欲しい、と言う事です。
日医が好きだ等とは口が裂けても言いませんが、
orcaは嫌いではありません。(素直じゃないなー(^^;)
少なくとも、ここまで使えるようになったものを、無駄にしないで
頂きたいと願っています。
ちなみに。
(さらに余談になって行きますが)
ここで一つ裏技があります。それは、
日医の政治力を使って、保険制度を誰にでも分かりやすく、
単純にする、と言うものです。老人の区分を複雑にさせない、
併用算定の基準を複雑にさせない、理不尽な診査をさせない・・・
などなど。つまり、レセコン屋に聞かなければ分からない
ような診療報酬点数表ではなく、クリアーで誰にでも分かる
ものにすれば良いのです。そうすれば、患者さんが保険の仕組み
を理解しやすくなるという利点もあります。しかも!!
レセが簡単になります。
つまり、日医の政治力によって、orcaを「業者がいらない
レセコン」という形に完成させる事も可能になるかも知れません。
どうですか? 「画期的」だと思うけどなー。
・・・と書いてはみたけど。そうすると、全て病名毎にまるめる
事になったりして。(^^;