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[orca-users:01050] Re: 電子カルテについて
- To: orca-users@xxxxxxxxxxxxxx
- Subject: [orca-users:01050] Re: 電子カルテについて
- From: 安陪隆明 <takaaki_abe@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Mon, 01 Jul 2002 11:16:45 +0900
DrK様、こんにちは。
安陪隆明@鳥取県鳥取市、安陪内科医院です。
すみません、追伸です。
>だだし取引先全病院の全カルテをコード化して、一つの数字にするということで
>すからそこから逆に、一つの病院の一つのカルテの1つの日付の記載にあとから
>改ざんがないことをどのように証明するのか、今ひとつ疑問で、切り捨てました。
> (1)に関して言うと、「個別には不可能です」
> ここで真正性が証明できるのは、
>「ある期間からある期間までの全記載に真正性が保たれているか」
> ということであって、もし、「改竄の疑いがある」という判定が
>出ても、どこが改竄されているか、ということはわかりません。
> ただし、カルテというものは、全記載に対して真正性が保たれて
>いなければならないわけですから、問題になった記載が本当に
>セーフかアウトかわからなくても、全体として一部がアウトで
>あれば、これはもうアウトと判定されて仕方がないですよね。
> 逆に、「全記載の真正性が保たれている」ということは、
>「その一部の真正性が保たれている」ということです。
追伸ですが、ここで言う
「ある期間からある期間までの全記載」
というのは、病院単位での全記載のことで、病院まで同定できなく
なるわけではありません(^^;)
病院ごとにある期間の全記載の要約値を求め、それを
この事業をしている会社が保管します。
ですから、その会社が各病院ごとの真正性を保証するわけです。
ただしここで問題なのは、「その会社が信頼できるか」という
ことです。
その会社が病院とぐるになっているのではないか、ということの
証明がこのままではできないわけですね。
そこで、定期的にある期間の全病院の要約値の要約値を求めて、
それを新聞に発表して印刷してもらいます。
世の中に公表された新聞までは偽造不可能ですから、その会社
自身が偽造していないことが証明できる…という仕組みになってい
ます。
「取引先全病院の全カルテをコード化」というのは、こういう意味の
ことなのです。
安陪隆明
〒680-0841
鳥取県鳥取市吉方温泉3丁目811-2
安陪内科医院
Tel.0857-26-6675
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