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[orca-users:00396] 日医の後方支援策



長島公之@長島整形外科(栃木県下都賀郡壬生町)
nagashi@xxxxxxxxxxxx
です。


 「レセプト請求の実務」、「地方公費」などは、各地域で異なっていますので、
都道府県医師会や郡市医師会が、地元の業者と、タッグチームを組んで、ORCAの
普及を目指すというのが、最も効果があるのではないでしょうか。日医は、それ
を支援するべきではないでしょうか。
 餅屋さんが餅屋さんの仕事に専念できるように、「客」の方も自分の出来るこ
とは自分でやる。その結果、餅屋さんの商売も安定し、商品である「餅」の値段
も安くなる。
 そもそも、日医は、日医のIT化という大戦略のために、ORCAを開発したのでしょ
う。ORCA普及のためにも、当然、戦略を持つべきです。傍観者でいるべきではな
いと思います。

 「自由競争という名の幻想」

 自由競争に任せておけば、結果として、適正な価格になり、質も向上するので
しょうか。ユーザーの視点に立てば、例外が多いと思います。その最も良い例が、
「既存のメーカー製レセコン」です。メーカー製レセコンは、何十年もの間、完
全自由競争をずっと続けてきました。ユーザーは、多くのレセコンから、好きな
ものを選ぶことが出来ました。その結果、ユーザーから見て満足の行く「価格」、
「機能」、「サービス」が実現されているのでしょうか。もし、実現されていれ
ば、日医がわざわざORCAを開発する必要はありませんね。

 次に、自由競争とは、ORCAの場合、ORCA同士の競争という意味ですね。都道府
県によってシステムが違ってくるなら、都道府県ごとに、最低2つ以上、利用可
能なORCA業者が存在しなければ、自由競争になりません。日医の後方支援なしに、
それだけの業者が存続できるのでしょうか。日医が地方公費について後方支援を
行えれば、一つの業者が、県を超えて、広範囲でのサポートが可能になると思い
ます。

 また、もし、全国チェーンの大型店が参入してきた場合、日医の後方支援のな
い地元ベンダーが対抗できるのでしょうか。大型店のブランドや安定性神話に対
抗するためには、日医というブランドや安定性神話が必要ではないでしょうか。