[orca-users:00359] Re: 過剰な低価格誘導への警鐘

["廣瀬一海" <kazumi@xxxxxxxxx>]

MT-JAPANの廣瀬です。

>   そして、価格崩壊が起きて「ORCAは安かろう悪かろう」という評判が立ち、
> 崩壊しましたとさ。めでたしめでたし ヽ(^.^)丿

私も参入業者として先生方ととても上記の件は心配しています。
ビジネスが成立しないなら撤退するべきですからね、地元でも撤退の方向を考えている業者がいるみたいです。

安くなりました->赤字になるので業者は撤退->「ORCAは安かろう悪かろう」->仕方がないので従来のレセコンを使いましょう。
となるのは目に見えているようです。

そして誰が保守するの？、誰が進めたの？と責任転嫁が始まるのでしょう・・

>   「インターネットのサーバ」という前例が、低価格誘導は危険であると物語っ
> ています。安くなることは結構なのですが、限界を超えての低価格は崩壊をま
> ねきます。

極端な低価格誘導で本来人権費をいただくべきビジネスが成り立たなくなりましたね。私も同じような商売が今の仕事の根本ですから。

>   医師の方々にわかりやすい例を出しましょう。患者は「診療報酬」は安い程
> 良いと思っています。その分医療費が安くて済みますから。仮に自由診療ばか
> りなったとしたら、どうなるでしょう？ おそらくは比較的ルーチンワークに
> 近いところから価格崩壊が起きるでしょう。それで良い医療を維持出来るでしょ
> うか？ 医療に「適性価格」があるように、システムにも「適性価格」がある
> のですよ。「少しでも安く」と言うのは、厚労省による診療報酬改悪と同じ意
> 見に見えてなりません。というか同じ論法であり、同じ結果をまねきます。

上記には僕も共感を覚えます。
病院という場所は人が働いています。
診療に対しての適正な価格設定があって安心して充実した診療ができるのは当然のことですよね。
同じ論法でいくとじゃぁ医療は安ければ安いほどいいですね・・僕も・・
２００万のシステムが１０万になったように、１００万かかる医療も２００万かかる医療も同じように１０分の１の１０万で２０万で十分な医療はできるのでしょうか？
本来あるべき必要なものが見えずに過剰な低価格化は危険ですね。
でも不思議なものでここ最近を見ているとシステムだと低価格化してもいい様にとられていますね・・

単に低価格で普及させるだけなら、私たちは３月初旬には簡易インストール用のＣＤを作ってます。このＣＤ１枚でDebian,ORCAのインストールから日本語環境に必要な設定はされている状態で１台あたり２０分で構築できます。
弊社ではそれを頒布、販売する予定はありません・・なぜでしょうか？

この様子だと私たちも撤退を考えた方がいいようですね。

株式会社MT-JAPAN　廣瀬　一海