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[orca-tech:00082] Re: Debian GNU/Linux 2.2r6 was released.
- To: orca-tech@xxxxxxxxxxxxxx
- Subject: [orca-tech:00082] Re: Debian GNU/Linux 2.2r6 was released.
- From: Kenshi Muto <kmuto@xxxxxxxxxx>
- Date: Tue, 09 Apr 2002 11:22:08 +0900
武藤@Debianぷろじぇくとです。
At Tue, 09 Apr 2002 10:45:41 +0900,
伊東克彦 wrote:
> techに基本的な質問で申し訳ないのですが,r6は,通常のソフトウエアはftpサ
> イトで「apt-get upgrade」で問題ないと思いますが,インストーラには変更が
> あったのでしょうか。
インストーラには変更はありません。
Linuxカーネル2.2.19ベースです。
> 現在rpm系Linuxに対するDebianの大きな短所は,特にi810,i815など極めて多数
> のPCに用いられているチップでは,パッチを当てなくてはインストールできない
「インストールできない」というのがどこまでを指すかによります。
i810/815でもキャラクタベース、つまり初期インストールの段階では問題あり
ません。問題はそのあとのX Window Systemでしょう。
i810/815ではカーネルモジュール(agpgart) + 対応したX が必要になるわけで
すが、potatoで採用されているX Window SystemはXFree86 3.3.6で、標準でイ
ンストールされるカーネル2.2.19でi810モジュールは提供しています。よって、
i810は動作するはずです。i815のほうは以前某機種に入れてみたときにはダメ
でした。そのときはX Free86 4.1.0を入れることで対処しました。
> 点と考えます。ネットワークチップも同様です。おそらくwoodyのインストーラ
> には採用されているでしょうから,近い将来woodyがstableになればDebianのハ
> ードウエアの融通はかなり柔軟になるでしょう。しかしwoodyでORCAがスムーズ
> に動くようになるまではかなり時間がかかりそうな気がします。
woodyのインストーラの標準もあくまでカーネル2.2ベースです。よって、カー
ネルが対応するハードウェア(NIC等)に関してはそれほど増えてはいません。
2.4ベースのインストーラも一応用意してはいますが、主テストは2.2ベースで
行われていると考えたほうがよいでしょう。
XFree86のほうは、4.1ベースとなります。i810/815等の対応に関してはこれで
OKになりますが、現在最新の4.2に比べるとやはり「古い」という印象は否め
ません(G450/550やGeForceの新しいチップなどの対応がない)。
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武藤 健志@Debian/JPプロジェクト (kmuto@xxxxxxxxxx, kmuto@xxxxxxxxxxxx)
日本Linux協会 (kmuto@xxxxxxxxxxx)
有限会社トップスタジオ (kmuto@xxxxxxxxxxxxxxx)
URI: http://www.topstudio.co.jp/~kmuto/ (Debianな話題など)