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[ORCA-ANNOUNCE:00217] パッケージ更新◆日医標準レセプトソフトver 2.1.1(外来・入院) リリース



ORCAサポートセンタです。いつもお世話になっております。

日医標準レセプトソフト(以下、「日レセ」)ver  2.1.1 パッケージを提供します。
2月20日にリリースしましたver 2.1.0 パッケージでいくつかの
不具合がありましたので改めてリリースといたします。

▲警告
  既に ver 2.1.0 パッケージにアップデートされた方は
  必ず ver 2.1.1 パッケージにアップデートを行ってください。

▲警告
    上記以外のユーザの皆様は今回のパッケージ・アップデートは必須では
    ありません。
    アナウンス内容を良くお読みになり、本当に必要と思われる場合のみ
    アップデート作業を行ってください。

■内容
    ver2.1.0からの変更のみを主に記述します。
    2.1.0において実装された機能、対応された不具合の全体については、
    2.1.0のアナウンス文を参照してください。

▲注意
********************************************************************
**                                **
** 末尾に記述しています「日レセ」更新パッケージの提供について  **
** の最後にパッケージアップデートに関する重要なお知らせを記述し **
** ております。必ずアップデートの前にご参照ください。      **
**                                **
********************************************************************

▲注意
**************************************************************
* パッケージのアップグレードの前に
*  操作に先立って必ずバックアップをおこなってください。
*  バックアップの方法
*   kterm などから以下のコマンドを入力します。
*   $ pg_dump -R orca バックアップファイル名
**************************************************************

今回提供パッケージにおける修正内容について

(A)プログラム更新

 1.プログラムミスによる不具合を迅速に対処するための機能を
   追加しました。
   プログラムミスが発覚した場合に修正したプログラムをパッ
   チプログラムとして提供していましたが、これをある程度自動化
   して吸収するものです。
   高速回線による常時接続をしていない場合などを考慮してオ
   フラインでも可能とする予定ですがこれは未実装であり、当バ
   ージョンではオンラインによる場合のみ処理が可能です。
  ▲注意
   この機能は、どの職員でも操作できるようにするべきではあり
   ません。システム管理マスタの「1010 職員情報」で特定
   のユーザに権限を付加してください。
   設定は「プログラム更新」と「管理者権限」が「管理者である」
   とします。

■バージョン2.1.0からバージョン2.1.1への修正内容

(A)診療行為

 1.保険継続(診療行為入力画面の「診療選択」ボタン(Shift+F1キー)
   の機能)を行った場合に内部的に伝票番号をクリアしていました。
   この会計データを訂正で呼び出されるとデータに矛盾が生じることも
   分かりました。

  ▲注意:いったん発生してしまったデータの矛盾は、2.1.1へのバージョン
   アップだけでは解決できません。

  ▲注意:データ復旧について
   このデータを復旧させるプログラムの提供を予定しています。
   該当ユーザはORCAサポートセンタまでご連絡ください。

(B)病名

 1.自院病名検索の分類別の表示の時に改ページ処理をすると全体表示
   となってしまったので修正しました。

(C)レセプト

 1.診療行為入力で同一の薬剤を同一数量、同一日数で複数登録した場合
   レセプト摘要欄についてはまとめての記載を行っていますが、
   服用方法が異なっていた場合にまとまらないという不具合がありました。

   (例)診療行為で次のような入力を行った場合
    ・1日  .210
         A薬剤 3錠
         Y01001*7日分 (1日1回朝食後に)
    ・8日  .210
         A薬剤 3錠
         Y01002*7日分 (1日1回朝食前に)
    レセプト記載
       (正)
         A薬剤 3錠  13点 × 14
       (誤)
         A薬剤 3錠  13点 × 7
         A薬剤 3錠  13点 × 7
   上記の例で正しく記載できるようにしました。


■「日レセ」更新パッケージの提供について

平成16年2月25日に「日レセ」更新パッケージをアップロード
しました。

パッケージファイル
jma-receipt_2.1.1-1+0jma1_i386.deb (無床診療所版)
jma-receipt-hosp_2.1.1-1+0jma1_i386.deb (入院版)
をダウンロードするために
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian woody jma

パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。

▲注意:設定ファイルの更新

今回の更新では、設定ファイルの変更がいくつかされています。

置き換えが発生する設定ファイルは
/etc/init.d/jma-receipt
/etc/jma-receipt/dbgroup.inc
/etc/jma-receipt/jma-receipt.env
の3つです。
なお、必ずしも全てのユーザ環境でこれらのファイルの置き換えが発生する
とは限りません。

パッケージの更新前には念のためファイルのバックアップを推奨します。

パッケージの更新中に設定ファイルの置き換えを求められる場合が
ありますが、デフォルトでは置き換えないように「N」となっています。
置き換えないと正常に起動されない場合がありますので「Y」として
進めてください。

(例)
設定ファイル'/etc/jma-receipt/dbgroup.inc'
 ==あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
   どうしますか? 以下の選択肢があります:
    Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
    N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
      D     : 両バージョンの差異を表示する
      Z     : この処理をバックグラウンドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。

*** dbgroup.inc (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ?

dbgroup.inc は必ず置き換えられるファイルですので再度redirectorの設定
を行ってください。
以下がパッケージにより置き換えられた
/etc/jma-receipt/dbgroup.inc の内容です。

db_group {
 type "PostgreSQL";
 port "localhost";
 name "orca";
 redirect "log";
};
db_group "log" {
 priority 100;
 type "PostgreSQL";
 port "192.168.1.2"; ← ここが"localhost"となってますので
 name "orca";       従サーバのipアドレスを設定します。
 file "/var/lib/jma-receipt/dbredirector/orca.log";
 redirect_port "localhost";
};
db_group "shell" {
 type "Shell";
 priority 1000;
};
db_group "system" {
 type "System";
};

※上記の設定は、従サーバが「192.168.1.2」の例です。
※従サーバとクライアントでは、上記の設定の必要はありません。

▲注意:主従データベースの同期合わせ
  2月20日に提供しましたver 2.1.0 パッケージをアップデート
  されたユーザではデータベースのリダイレクタを起動させている
  にも係わらず従サーバへリプリケートされていないことが判明し
  ました。ver 2.1.1 パッケージへアップデートを行い上記dbgroup.inc
  の設定を行われましたら主側のデータベースより従側のデータベース
  へダンプデータのリストアを行って同期を合わせてください。
  また、再起動の際には
  # dpkg-reconfigure jma-receipt でリダイレクタの設定を行うか
  /etc/default/jma-receipt 内の変数が RUN_REDIRECTOR=true
  となっていることを確認してください。

▲注意:アップデート時間
    今回のパッケージ更新は多数のモジュールを引っ張ってきますので、
    回線の幅にも依りますがかなりの時間が掛かることをお含み置きください。

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今後とも、よろしくお願いします。

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