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[orca-users:15888] Re: ORCA連動の電子カルテについて
- To: ORCA全般の話題 <orca-users@xxxxxxxxxxxxxx>
- Subject: [orca-users:15888] Re: ORCA連動の電子カルテについて
- From: Hiroaki Inomata <inomatah0612@xxxxxxxxx>
- Date: Sat, 11 Oct 2025 20:33:31 +0900
前のポストの researchmap の記事のURLは
https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/143851/cf29de114fa73c109536ac188d7e0345
でしたね。最後の)が邪魔してブラウザによっては飛べない。
で、話はガラッと変わって ORCA 連動型の電子カルテの乗り換えについて。
全社に聞いたわけではないのですが、これはいいなと思ったのはデジカル。
乗り換え前に ORCA を使っていた場合、乗り換え先のデジカル ORCA へのデータ移行は
もちろんできる上に処方データを電子カルテデータとしてデジカル上で復元してくれる
らしいです。
処方を一から打ち込まなくていいので、この点は楽ですね。
ただし、カルテの左半分の SOA 欄に関しては全く移行できないという話でした。
使っていてもクセがないので、私はけっこう好きでした。
よくわからなかったのはメドレー CLINICS 。
ここの ORCA は ORCA でも内包型なので、WebORCA のデータと完全互換かというと
違うらしいです。(ユーザーさん情報)
ただ、データベースのスキーマを閲覧ソフトなどで比較検討しているわけではないので
感覚的なもので、どの程度違うのかといった定量性はありません。
違うと言っても同じ ORCA なので、そう大きくは違わないと思うんですけどね。
ところで、電子カルテの熟成度はけっこうユーザーコミュニティの活発さに
依存しますね。
私がいいなと思ったのは、モバカルでしょうか。
電子カルテから一気にユーザーコミュニティの専用サイトに飛べた。
提案なども妥当なものが多かったように思います。
2025年10月11日(土) 12:12 Hiroaki Inomata <inomatah0612@xxxxxxxxx>:
>
> 私が、関係したのは OpenDolphin 2.7m とこれをフォークした OpenOcean というバージョンです。
> 起源は dolphin-dev の OpenDolphin 2.7.0b です。
> この時期になると著作権は完全に LSC 保有です。
>
> なのですが、彼らにはこれらが 2.2(2.3m) 系列に見えたらしい。
>
> 著作権表記くらいだったらまだいいんですが、使用期限設定していた OpenOcean の使用期限を
> 撤廃しろとか言ってきましたね。
> https://github.com/air-h-128k-il/OpenOcean/pull/4
> LSC 商用版に気を使ってわざわざ使用期限を設定したのに、それを「バグだ」というのが
> 小林慎治氏の主張です。
>
> ええと、脱線気味だな。
> 要するに彼の主張は
> ・著作権表記を Kazushi Minagawa にした上で
> ・OpenOcean バイナリを永久的に使えるように配布しろ
> というものです。
>
> いや、これをやってしまうと、あからさまに LSC に対する著作権侵害だし、
> ソフトウェア(ソースコード)資産に関する業務上横領の幇助みたいな
> ことになってしまいます。
>
> 一人があらかじめ著作権表記を改竄しておき
> 別の一人がそれに基づいて本来の権利者からの権利移転をはかる・・
>
> なんかITに関するミステリー小説に出てきそうなプロットですね。
>
> 実際には、要求には応じず、当初の予定通り Ocean は配布を中止し
> ソースコードの公開も停止しています。
> (顛末などは https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/143851/cf29de114fa73c109536ac188d7e0345)
>
> 長くなってしまいましたが、これは現在での OpenDolphin のソースコード利用の指針になります。
> ver 2.2(系列) までは、表立っては使わない方がいいでしょう。
> 権利関係がうるさい。
> ver 2.7.0b ・2.7.1 は、おそらく大丈夫です。
> LSC からは以前に「GPL に従わなくてもいい」と言われたことありますが、
> 今だったら、念の為、メドレーに連絡とった方がいいかもしれません。
>
>
> 今だと「電カル乗り換え」みたいな話題がトピックでしょうが
> 感想としては「商用ユーザーさんは大人しい」と思います。
>
> オンプレミスなのかクラウドで使っているのか
> クライアントは win で使っているのか Mac で使っているのか
> Java のバージョンは幾つなのか内包しているのか
> ソースコードは入手できるのかできないのか
> データベースへのアクセスはできるのかできないのか
> ・・・
>
> あたりの情報をなぜか言わないのですね。
> 口外するとまずいみたいな契約なんですかね?
>
>
> 猪股弘明
> 精神科医
>
> 2025年10月11日(土) 9:44 Hiroaki Inomata <inomatah0612@xxxxxxxxx>:
> >
> > 皆川和史の修正内容は名前だけでなく、著作権主体などにも及んでいます。
> > これに関しては私も迷惑被っているんで、述べます。
> >
> > OpenDolphin ver2.6 がリリースされているにも関わらず彼は
> >
> > (R)OpenDolphin version 2.4, Copyright (C) 2001-2014 OpenDolphin Lab.,
> > Life Sciences Computing, Corp.
> >
> > という表記をあえて
> >
> > (R)OpenDolphin version 2.2, Copyright (C) 2001-2011 Kazushi Minagawa,
> > Digital Globe, Inc.
> >
> > に修正しています。
> >
> > この表記が今でもリポジトリの LICENSE にも存在しているため、一時期、一部の人たちは
> > 「全てのドルフィンは、皆川和史の名前をクレジットしなくてはならない!
> > してないのは GPL 違反であり、著作権違反だ! 成敗してやる!」
> > くらいの勢いで権利主張してました。
> >
> > 私もけっこう言われましたね。
> > いや、そんなことに地道を上げるくらいだったら、バグ直せよと
> > 思ってましたが。
> >
> > 修正後の ver2.2 というのも結構曲者で、ver2.2 から派生したと思われるプロダクトに
> > いわゆる「増田ファクト」(増田茂医師がカスタマイズしたとされるバージョン)
> > があります。
> > ver2.2 時代は Digital Globe 管理らしいので、この系列は (C) Minagawa Kazushi とするのは
> > わからないでもないです。
> >
> > ただ、彼らは、目立ったプロダクトは、なぜか、すべて増田ファクト由来と考えているようで、
> > 全自動で「違反だ。違反だ」とやってましたね。
> >
> > 言う分にはいいんだけど(事実誤認に基づく誹謗中傷なのでよくないか)、
> > 困ったのは著作権表記の書き換えを迫ってきたことです。
> >
> > ソースコード管理やってる人なら、わかるかもしれませんが、これに応じると
> > 下手したら犯罪になっちゃうんですよ。
> >
> > (続く)
> >
> > 猪股弘明
> > 精神保健指定医
> >
> >
> > 2025年10月11日(土) 7:22 Hiroaki Inomata <inomatah0612@xxxxxxxxx>:
> > >
> > > 多分、誰も興味ないと思いますが、一応、言っておくと
> > > 後期LSC時代の OpenDolphin には、
> > > アプリログイン画面での (C) 表記とリポジトリでの (C) 表記が異なる
> > > という問題がありました。
> > >
> > > ログイン画面では
> > > (C) Life Sciences Computing Corp ・ (C) OpenDolphin Lab.
> > > と当時の開発元のLSC関係の名前が順当に表記されていますが、
> > > LICENSE文書では
> > > (C) 2001-2011 Kazushi Minagawa, Digital Globe
> > > と吸収合併された会社の名前が延々クレジットされていました。
> > >
> > > 普通に考えれば、LICENSE 文書の更新忘れということになるのでしょうが、
> > > 不審に思って調べると、これ、実は改竄されていました。
> > > https://github.com/dolphin-dev/OpenDolphin/issues/21
> > > https://github.com/Hiroaki-Inomata/OpenDolphin-2.7m/issues/27
> > >
> > > OpenDolphin Lab. Life Sciences Computing Corp
> > > とあるところを
> > > Kazushi Minagawa(皆川和史)自身が
> > > Kazushi Minagawa, Digital Globe
> > > とわざわざ書き換えていたというオチでした。
> > >
> > > まあ、自分の名前が著作権表記から脱落するのは耐えられなかったんだと思いますが、
> > > なかなかすごい自己顕示欲だなと思います。
> > >
> > > (続くかも)
> > >
> > >
> > > 猪股弘明
> > > 精神科医
> > > OpenDolphin-2.7m
> > > https://github.com/Hiroaki-Inomata/OpenDolphin-2.7m
> > >
> > >
> > > 2025年10月3日(金) 9:18 Hiroaki Inomata <inomatah0612@xxxxxxxxx>:
> > > >
> > > > ところで、2010年代中盤〜終盤にもドルフィンに関する問い合わせはあったんですが、
> > > > この時は(今にして思えば)楽でした。
> > > >
> > > > ほとんどが自力運用しているユーザーさんだったので、質問の意図は明確であったし
> > > > こちらも「どこのそこのファイルをこれこれと修正すればうまくいく」程度の
> > > > 簡単な回答でことが済んでました。
> > > >
> > > > やはり、商用ユーザーは商用ユーザーなんでしょうね。
> > > > 「お代は必要ないけど、保証もないし、サービスもしませんよ」という世界には
> > > > なかなかフィットしない。
> > > >
> > > > ただ、ちょっとしたカスタマイズを入れたいときなど、オープンソースソフトウェアは
> > > > 遺憾無く威力を発揮しますから、ちょっと勿体無い態度ですね。
> > > >
> > > >
> > > > 猪股弘明
> > > > 精神保健指定医
> > > >
> > > > 2025年10月3日(金) 7:35 Hiroaki Inomata <inomatah0612@xxxxxxxxx>:
> > > > >
> > > > > OpenDolphinPro というのでしょうか OpenDolphin の商用版のユーザーさんから
> > > > > たまに連絡がきます。
> > > > >
> > > > > 大半は乗り換え検討時のデータ移行なんですが、
> > > > > 聞いたところではメドレーも意外?にちゃんとしていて
> > > > > 解約時に
> > > > > ・カルテのPDFファイル
> > > > > ・データベースのバックアップファイル(クラウドの場合)
> > > > > は返却してくれるようです。
> > > > >
> > > > > 診療継続という意味なら、PDF あれば最低限何とかなるので
> > > > > いいと思うんですが、なんらかの事情でカルテの修正履歴を
> > > > > 提示してくれと言われた時にはまずい。
> > > > > データベースバックアップから関連データを抜いてくる必要ありますが
> > > > > ある程度スキルがないと無理でしょう。
> > > > >
> > > > > 一番いいのは、Java の更新や医療Dxにも対応したオンプレミスの
> > > > > ドルフィンに移行することでしょうか。
> > > > >
> > > > > 久方ぶりに実験用途で使っていたドルフィンの JDK を 17 から 25 に変えましたが、
> > > > > 単純置き換えでもまあまあ動きました。
> > > > > https://x.com/air_h_128k_ilI/status/1973867621931167889
> > > > >
> > > > > それで、なんですが、要望が多ければ、継続的にメンテはするし、
> > > > > オン資や電子処方箋対応もしますが、あくまで、要望があればの話です。
> > > > >
> > > > >
> > > > > 猪股弘明
> > > > > 精神保健指定医
> > > > >
> > > > > 2025年9月28日(日) 8:52 Hiroaki Inomata <inomatah0612@xxxxxxxxx>:
> > > > > >
> > > > > > 古い話題ですが、気になったので。
> > > > > >
> > > > > > >吉田医院@東京です。当院もOpenDolphinProをオンプレで使用中です。
> > > > > > >OpenDolphinはDolphinプロジェクトの成果物なのでオープンソースで公開されて
> > > > > > >おり、それを商業化したのがOpenDolphinProです。
> > > > > >
> > > > > > dolphin-dev の OpenDolphin のリポジトリ自体は 2018/10/23 を最後に更新されていません。
> > > > > > https://github.com/dolphin-dev/OpenDolphin/commits/master
> > > > > > 商用ユーザーさんは、OpenDolphinPro の最新版のソースコードをメドレーに請求すれば
> > > > > > 入手できるものなのですか?
> > > > > >
> > > > > > 猪股弘明
> > > > > > 精神保健指定医
> > > > > >
> > > > > > 2021年12月16日(木) 19:48 吉田裕 <doc_hiro@xxxxxxxxxxxxxxxxx>:
> > > > > > >
> > > > > > > 吉田医院@東京です。当院もOpenDolphinProをオンプレで使用中です。
> > > > > > > OpenDolphinはDolphinプロジェクトの成果物なのでオープンソースで公開されて
> > > > > > > おり、それを商業化したのがOpenDolphinProです。デジタルグローブ社版とライ
> > > > > > > フサイエンスコンピューター(LSC)版があったのですが、デジタルグローブ社が
> > > > > > > 廃業?して、LSCに統合されました。現在はLSCからメドレーに完全譲渡されてい
> > > > > > > ます。デジタルグローブ社OpenDolphin 1.3.0で公開されていたソースから元町
> > > > > > > 先生がカスタマイズされ運用されております。現在もGitHubで公開されており、
> > > > > > > Docker版もあります。JAVAで書かれており、CentOSとJBossとPostgrsSQLで動い
> > > > > > > ていましたが、最近ベンダーに問い合わせたところ18.04LTSでの動作実績がある
> > > > > > > との事で、1台のサーバーでORCAとOpenDolphinPro動かせそうです(現在はESXi
> > > > > > > にCentOSとUbuntuを仮想化して運用中)。
> > > > > > > --
> > > > > > > 吉田裕 <doc_hiro@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
> > > > > > >