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[orca-users:07586] Re: 「改題」2005年問題対応について



三原です。

第3回医療WG 議事録
「カルテ及びレセプトの電算化の具体的推進策について厚生労働省
からヒアリング」
http://www.kisei-kaikaku.go.jp/minutes/wg/2004/0121/summary040121_01.pdf

先に話題となった「IT政策パッケージ2005」を提言を具体化するた
めのヒアリングの内容です。カッコ内は私のコメント。

(レセ電算処理を進めるため)
17年度予算案において、レセコンの文字情報をレセプト電算処理
システム仕様に変換するツールの開発費を17億円計上した。

 (↑17億もかけずに、ORCAを普及させれば済むことなのにと思い
  ますが・・・ね)

(審査について)
画面審査を行っているが、点数誤り等は、電子的に処理できる
 (問題となっている機械的審査については言及していないようで
  す)

(オンライン請求システムについて)
肝心なのはオンライン化である。
無料でダウンロードできるようにすること等も考えている。レセコ
ンのベンダーとこれから詰めていく。

(オンライン化普及ために、紙請求には手数料を・・)
オンライン化して、手間なく保険者に請求が行くようになれば、保
険者が直接審査することが現実のものとなる。パソコンを使えない
人も皆無ではないのだろうが、紙で請求する方が手間がかかるので、
その分は手数料をとるべき。韓国のようにできないのか。

(韓国での普及策)
韓国は、法令上は義務化していない。紙でも受け付けているが、診
療報酬の早期払いや一定要件下での無審査など、電子を有利にして
いる。統一規格を作ってから導入したということであり、昭和60
年代から様々なレセコンが普及している日本とは風土が違う。オン
ライン以外は受け付けないということはできなくはないが、システ
ム導入のための補助が必要となる。
 (ORCAがあるじゃない)

(ペナルティとして手数料をとるための根拠)
医療機関側から手数料を取るとなると、診療報酬から差し引くこと
になるだろうが、そのためには健康保険法上の根拠が必要。保険者
が審査支払機関に審査させ、審査料を支払っている。そうした整理
の中で、保険者が医療機関側に新たに手数料を取ると言えるかどうか。

法律は改正すればよい。医者はプロフェッショナルフリーダムを与
えられており、それが適正かどうか審査してもらうのだから、医者
が審査手数料を払うのが本来ではないのか。現状の保険者が審査手
数料を払うのとは逆の発想だ。この発想に従って制度を変化させな
くても、電子であれば審査支払いの手間がかからなくなる。だから、
紙の場合は電子に比べてかかった費用を支払ってもらうと単純に考
えてもよい。
(う〜ん。医者が審査の手数料を払うのが本来か??、)

何年何月までに、オンラインでないものは受け付けない、手数料を
取る、と書くのがこちらの案。今年はこの点を貫徹したい。

(レセコンと電子カルテ)
次のステップとして、カルテからレセプトに置き換えられていない
ものは受け付けない、DRG-PPS を推進する、というものがある。早
くやるべき。
(ちょっと、これは過激過ぎ。不正請求を念頭にした発言でしょう
が、医療機関側が納得できる審査基準を策定してもれらわないと、
ただ混乱するだけでしょう。)

同一の診療行為であれば、カルテとレセプトに同じことを書くのは
当然。
(そうできるような、審査制度にして欲しい)

電子ならそれが確実にできる。それを推進すべきと言っている。
(正当な診察内容が査定されることがないような制度が前提でしょ
う。一方で、医療側も情報を隠蔽する体質は改善し、正論で堂々と
議論すべきですね。)


-- 
Ichiro Mihara <icchy@xxxxxxxxxxxxxxxx>