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[orca-users:00879] ORCA への道ー X-window まで(仙台凧の場合)



山田@仙台凧です。

既にMSアクセスベースの電子カルテ&レセプトシステムを使っているので、orcaは直
ぐに必要なものではないのだが、個人的にORCAがどのようなものか知るため、又現在
使っているレセプトシステムとの比較検討をするために、仙台の凧(タコ)がインス
トールに挑戦することとした。
(なんか下手な論文の研究目的風になってしまいましたが、、。)

行き先案内人には、「DebianGNU/Linux徹底入門potato対応」(武藤健志著)にお願い
した。

マシンは5年ほど前に自作したもので、DibianLinux-ver2.0をインストールして、
ファイルサーバーなどとして使っていたのだが、1年ほど前、orcaを導入しようとし
ていた知人に貸し出しし、先日1年ぶりに、里帰りしたものである。

PCは日医総研の非推奨スペックで、CPUはcyrix133MHz、RAM64MB、HDD6GB、LANcard
はISAでNE2000compatible、videoはS3Vで4MB。この非力マシンでどの程度orcaが使
えるのか。Linuxは、枯れたマシンほど良いとも聞いているので、どうなるやら。

ver2.0からのアップグレードも可能であると書いてあるが、結構大変そうだし、それ
にkernelのバージョンアップは成されない?とのことであるので、最初からインス
トールすることにした。
先ず第一段階のX-window迄、どうにかインストールすることが出来た。
その間、3回ほど、尾根から落っこちて、やり直している。
そこで以下にX-window迄に問題となった点等の報告。

1.モジュールリスト、ネットワークカードのI/OポートアドレスやIRQの設定で、
ちょっと分からなかったので、ver2.0時代と同じように、”io=0x300,irq=11”と入
力すると、Installation failedとなった。
始めに戻ってPCのBIOSで空きIRQをlegacyISAに変更したりして、2−3回繰り返した
が、同様に失敗となる。
面倒とばかり”io=0x300”と端折って入力したら、Installation succeededとなっ
た。
その後X-windowのインストール成功後、よくよく行き先案内人の57ページを見る
と、”io=0x300 irq=11”とスペースで区切ること!と書いてあった。
カンマからスペースに変更となっていたのですね。
ちなみに今回のユーザのirq無指定に対して、PC側でirq=10を割り当てている。

2.X-windowのインストール失敗
anXiousでのセットアップはうまく行ったのであるが、その後のXF86Setupでの既に存
在するXF86Cofig fileをdefaultsに設定するかどうかと聞いているので、道先案内人
の言うとおり、yで入ると、セットアップ画面が立ち上がらない。
X-serverの接続できないとエラーメッセージが出る。
色々やってみたが、どうにもうまく行かない。
何せ凧ですから、そこでver2.0の参考書を隣に置いて、色々試し、どうもx-serverが
うまくなさそうなので、ついでにaptでx-baseまでインストールした。
最後にXF86Cofig fileをdefaultsにするをnとしたら、セットアップ画面がスタート
したではありませんか。
最後までうまく行き、startxでX-windowが起動したが、exitで抜けると、debianの
xdmログイン画面になるではありませんか。
これでは、rootで色々な処理が出来ません、凧には。
どうも余計なx-serverをインストールしてしまったらしい。
再起動しても、xdmログイン画面です。
凧にはこれ以上の解決策はありませんので、又最初から、カーネルからのインストー
ルし直しです。
何回か失敗を繰り返していますので、正しいインストールのルート手順が段々と諳ん
じられるようになってきています。
後は速いものです。
狭く入り組んだルートをスイスイと上っていけるようになりました。
ということで、とうとうWindowMakerの画面が起動し、exitしても、rootのダイレク
トコマンドレベル(正確な言い方かどうか)に戻り、ひとまず成功です。
X-window画面での動作は、私の呆けた頭には丁度良さそうです。
決して遅いようには感じません。
それ以上のLinuxマシンに触ったことが無いので、比較できません。

3.APTについて
パッケージインストール手段が、ver2.0でのあの有名(別称悪名高い)なdselectか
らAPTになっているが、これは格段の使いやすさですね。
このあたりは着実に進歩しています。
woodyになれば、もっと簡単になるとか。

3.私の危惧するDebian
以前からdebianに対しては、日本語処理、プリンター&プリント関係、アプリの少な
さ等を懸念していました。
この点も今後自分なりに見ていきましょう。

そして、まだまだorcaへの道が続いています。
成功したら、又ご報告申し上げます。

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山田 進     山田内科クリニック
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