今回のご指摘のなかで、
1)簡単であるから早急に改善できるのは何かとか
・作業ユーザーの作成を手動でやらないといけない
これはたとえばorca-commonなどでuserチェックしてなければ作るようにすれ
ばよいでしょう。パスワードはdebconfで聞くなり、直接プロンプト出すなり、
あるいは初期パスワードは設定せずにあとでいじるようにしてもらうなり。
・PostgreSQLの設定をいじらないといけない
これはorca-commonなりでやっちゃえるといいんですが、PostgreSQLが所有し
ている設定ファイルをいじることになるため、ポリシー違反(debian-policy
11.7.4)になると思います。
PostgreSQLパッケージでアクセス制御行をいじるツールを提供してもらわない
といけないですね。wishlistでバグ報告してみるとか。
あるいは、PostgreSQLのORCAバージョンを現在提供しているようですから、そ
ちらではアクセス制御をはじめから設定しておくという手もあるでしょう。
・マスター更新作業 の部分がパッケージではなくtar展開して自分で実行とい
う手動スクリプトになっている
これはパッケージを新規に起こさないといけないのでちょっとたいへんなのか
な。
・ Debianにもあるパッケージについて、バージョン(というかDebianリリース
番号)に
ORCAで手を入れたとわかる「印」がないので一見してどれにどう手を入
れたのかが
わからない (手を入れてないのかもしれないし…)。
これはリビジョンに(changelogに)orca〜のように入れて、理由をちゃんと書
いてリビルド。
・ Debianと同じバージョンなのに中身は違うというケースもある(canna
とか)。
同様。
・ なんらかの既存のパッチをあてた場合でもそのことが書いてないのでどの
パッチを
あてたのかわからない。
copyrightファイルに書きましょう。
・ ftpサイトにupstreamのソースが置かれていないものがある: glade,
gnome-libs,
orbit, gtk+1.2, libgmp3, dia-orca-print, canna, cannadic, gdm
これはftpサーバ管理の問題ですね。
・ なぜだかわからないけどmake clean相当のことをせずにパッケージを
作ったものが
あるらしく、ソースパッケージに「ゴミ」がたくさんあるものがある
(ような気がす
る)。
rulesをちゃんと書きましょう。
・ mainじゃないものが「main」というところに置かれている (atokxとか)。
controlを適正に直しましょう。
2)改善すれば期待される効果が大きいのはどの点であるかなど
具体的に教えていただけないでしょうか?
このMLを見てる限り、orcaユーザーアカウントがないためにハマってる人が多
いように思えます。まずこれが改善すると大きいのでは。
あと、ORCAのapt-line書くのがちょっとたいへんということなら、apt-lineに
追加して必要なapt-get 〜を全部やってくれるスクリプトを用意する、という
のもいいんじゃないかなと思います。ユーザーはこのスクリプトをダウンロー
ドして実行するだけでさくっと、というのがいいのではないかな。
あと、task-1st-tettei*などで入れている方も多いと思いますが、ORCAには必
要ないだろうと思われるものも多いでしょうし、本当にORCAに必要なデスクトッ
プ環境を設定する task-orca-desktop などを用意してもいいのではないでしょ
うか。
以上、妄想だけです :-)
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武藤 健志@Debian/JPプロジェクト (kmuto@xxxxxxxxxx,
kmuto@xxxxxxxxxxxx)
日本Linux協会 (kmuto@xxxxxxxxxxx)
有限会社トップスタジオ (kmuto@xxxxxxxxxxxxxxx)
URI: http://www.topstudio.co.jp/~kmuto/ (Debianな話題など)