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[orca-users:00493] Re: サーバー機について
- To: orca-users@xxxxxxxxxxxxxx
- Subject: [orca-users:00493] Re: サーバー機について
- From: Nagashima/JMARI <nagashima@xxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Tue, 07 May 2002 13:43:00 +0900
- Cc: nagashima@xxxxxxxxxxxxxxx
小竹原先生、日医総研の永島と申します。いつもお世話になっております。
> 一体機器的にどこが違うのでしょうか?
全てのメーカがそうだとは申しませんが、30万円台のサーバでも、
信頼性の確保のために、マザーボード(MB)からして違います。
主プロセサのintel系以外に、オンボードで別系統のシステム管理専用
プロセサを搭載しています。これがハードウエアの診断、異常時のアラーム、
シャットダウン後のコールドスタート等を可能にします。
普通のMBではリブート、シャットダウンはできても、完全に電源断の
状態からリモートでシステム起動は不可能です。
// 最近はWakeUp-On-LANという機能もあるようですが。
秋葉原のPCショップ店頭に並んでいるMBは管理プロセサの搭載は無しです。
// 正確に言うと、電源をソフトウエア的に切っても、電源ユニットは生きていて
// スタンバイ電流を常時マザーボードなどに供給しています。これ自体は
// intel、ASUS等のPCマザーボード、TV等の家電製品でも同様です。
管理プロセサ搭載は、カスタマサイトでの停止時間短縮に効果的な場合があります。
サポート・サービス要員をサーバ設置場所に派遣する必要性も減ります。
すなわち、サポートする側の&受ける側の運用コスト削減にもなります。
ほんの一例ですが...以上ご参考まで。
生越さんが言うように、無理をさせない、回転するもの(HDD,Fan)の個数を減らす、
クロックは上げるどころか、下げて使う...といった事も有効でしょう。
この他、ECC(エラー訂正)メモリ、メモリーミラーリング、スペアHDDの在庫管理とか、
いろいろあります...。そして、残念ながら、どれほど人知を凝らしても、
コストをかけても、障害が起きる時には、起きてしまうものだと言うことです。
大事な診療データを保全するためには、それなりのシステムが必要かと
思いますが、高速常時接続が一般化すれば、診療関連のデータのセンタ
バックアップも容易になり、個別医療機関のシステムを高価なものに
する必要性は少なくなるでしょう。
// その代わり通信&センタサーバの高信頼性が必須になります。
このことも、当プロジェクトが当所から目指していたことなのですが、
システムの事に煩わされることなく、本来の業務に専念して頂けることが
日医標準レセプトソフトウェアの重要な目的でもあります。
今後とも、よろしくお願いいたします。
失礼致します。
--
N: Michio Nagashima O: JMARI/JMA
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