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[orca-tech:00560] Re: カーネル 2.4.18 xxx
- To: orca-tech@xxxxxxxxxxxxxx
- Subject: [orca-tech:00560] Re: カーネル 2.4.18 xxx
- From: Yoshinori Ariie <PBA00250@xxxxxxxxx>
- Date: Sun, 13 Oct 2002 14:58:05 +0900
有家です。
date: Thu, Oct 03, 2002 at 12:35:24AM +0900
from: ogochan@xxxxxxxxxx
>
> http://www.shoeisha.com/book/Detail.asp?bid=1451
昨日、お昼前に書店に行き「Linuxカーネル設定ガイド」を購入し
今さっき、やっと p121 までの本文部分だけを読み終えました。
重い日本刀を、さも軽々と扱う古武士のような文章で、
Linuxをとりまく最新技術が端的に語られています。
特に第4章のサウンドとビデオまわりのハードウェアの解説は圧巻で、
一度読んだだけでは私などにはほとんど把握不能なのですが、少なくともこれで
今度 Configure.help(本書付録にも日本語訳がありますが)を読むときに理解が、
ぐーんと進んでいるだろうなと感じています。(^^)
おこがましい言い回しになりますが
生越さんの文章は、本当にメッセージ性が強くて
前著「Linuxを256倍使うための本」を読んでからもう数年経つのですが
あの本の中の「システムコール ioperm こそ Linux の本質的特徴である」
というメッセージだけは、私の頭にきざみ込まれています。
この著作でも第1章の「ファイルはUNIX系OSの概念の中で唯一の永続オブジェクト」
というフレーズが、一読後なぜか私には強く残っています。
# 「私(プロセス)をとりまく世界はファイルという永続の存在で満ち満ちている」
# これは、どこかで聞いたことがあるような気がするぞ。存在論.. だったろうか..
# もしかしてUNIXの世界とは、
# ヨーロッパの神学的世界観が工学者の精神を通じて具現されたものではないか..
# などと、つい哲学してしまいました。(^^)
ハードウェアに関する情報を調べる方法が列挙されるとき、かならず最後に
「ヤマカン」が出て来るのも、6th sense の存在に対して開かれているようで、
またそこでぐっと肩の力が抜けて、良かったです。
再読、再々読させていただきます。
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pba00250@xxxxxxxxx
yoariie@xxxxxxxxxxxxxxx
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有家佳紀 Yoshinori Ariie